感謝とお礼
特定非営利活動法人長岡医療と福祉の里
ボランティア連合会 会長 田宮宗英
昨年（平成２６年度）のボランティア会員の皆さんのご活動を見ますと、延12,000人余り(首都圏を除く)と多数にのぼり、特に家庭訪問や家事援助の「えくぼ」の会のご活躍が行政のご指導や地域の要望で増えております。
各施設や家庭・地域の協力がいかに必要かも感じさせられました。
さて、病院中心から在宅を目指す医療へと大きな転換期を迎えているなか、長岡市では重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるための仕組みとして「地域包括ケアシステム」の構築に向けてスタートしました。
2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、要介護認定者の大幅な増加が予想され、今後１０年間での介護予防・生活支援の充実が求められています。
また、地域の特性を活かしながら、高齢者を年齢や心身の状況等関係なく、誰でも参加できる住民主体の介護予防を地域に展開し、住民同士の支え合いの態勢を整えていく「地域づくりの介護予防・生活支援」が重要となります。
このためには、患者さんやその家族の生活を支える観点から、看護と介護及び地域との連携や、ボランティアさんの活動が不可欠ではないでしょうか。
この地域包括モデルの1つとされる「高齢者総合ケアセンターこぶし園」では、２４時間訪問の看護・介護や、テレビ電話の安心コール・電子端末を活用した訪問看護ステーションと医療機関・在宅医・ヘルパーとの連携等を提供し、地域社会を一つの施設として整備しており、先駆的な取組みとして注目されています。
当会では、家庭や福祉施設等をご利用の方々で、受診の付添や介助また買物などの日常生活でお困りの場合、ボランティアさんが、本人及びご家族様のご負担を軽くしたいとの思いで日々活動をしています。
また、中学生ボランティアサマースクール等を通しボランティアの育成や介護員研修事業等を積極的に行っています。
ボランティア様のご活躍をはじめ、多くの方々や法人様からのご寄附等心温かいご支援いただいた皆様に心から感謝とお礼を申し上げます。
今後も、非営利の趣旨に基づき微力ながら社会に貢献できるようお手伝いをさせて参りたいと存じます。